日本貿易陶磁研究会  

第44回日本貿易陶磁研究会研究集会
『北方世界の交易と貿易陶磁器』

  1. 日時 2024年10月13・14日(日・月祝)
    • 1日目 13:00〜16:30 公開講演・研究報告
    • 2日目 9:40〜12:40 研究報告(13:40〜14:40 展示見学)
  2. 場所 北海道博物館講堂 〒004-0006 札幌市厚別区厚別町小野幌53−2(北海道博物館HP)
  3. 主催 日本貿易陶磁研究会
  4. 共催 北海道博物館
  5. 開催趣旨 従来、北海道では道南の貿易陶磁器の流通については明らかにされてきているが、今回は石狩低地帯をはじめとする他地域を含める形で、北方世界の交易の中での貿易陶磁器のあり方を検討したい。特に、擦文文化期からアイヌ文化期の各地の遺跡での貿易陶磁器の出土状況を整理し、その受容の実態を明らかにしたい。
  6. 公開講演・研究報告・展示見学
    13日(1日目)
    あいさつ
    開催趣旨
    公開講演1「擦文文化期の交流・交易」鈴木琢也(北海道博物館)
    公開講演2「中世北海道と本州の交易―平泉藤原氏の事例から―」八重樫忠郎(岩手県立平泉世界文化遺産ガイダンスセンター)
    報告1「アイヌ民族の陶磁器受容」関根達人(弘前大学)
    報告2「(仮)和人の交易拠点―余市町大川遺跡―」小川康和(余市町教育委員会)
    14日 (2日目)
    報告3「(仮)矢不来館・松前大館・福山城下町出土の貿易陶磁器」佐藤雄生(松前町教育委員会)
    報告4「史跡上之国館跡出土の貿易陶磁器」塚田直哉(上ノ国町教育委員会)
    報告5「恵庭市・千歳市出土の中世貿易陶磁器」長町章弘(恵庭市教育委員会教育部郷土資料館)
    総括
    午後総合展示見学展示解説 鈴木琢也
    ※資料代の他,参加費用として,1日分の博物館入館料(総合展示室:団体料金600円,学生200円)が必要となります。
  7. 問い合わせ先:日本貿易陶磁研究会事務局 Mail:jptradeceramics@gmail.com

イベント情報  2023年5月更新

貿易陶磁研究会のホームページは年4回(12月、3月、6月、9月頃)程度を目安として貿易陶磁に関連する展覧会やイベント情報を紹介いたします。
なお展覧会の会期やイベントは主催者の判断などにより中止・変更することがあります。詳細は各展覧会・イベントの主催者へお問い合わせくださいますようお願いいたします。

会誌『貿易陶磁研究』43  2023.9

【投稿論文】
主税英コ高麗陶器器種構成の変遷 ―窯跡出土資料を中心に―
【開催趣旨】
小野正敏あの遺跡、再びの共有と展開
【報告・コメント】
八重樫忠郎平泉遺跡群出土の貿易陶磁器研究の2000年以降の新研究と新発見について
水口由紀子「平泉遺跡群出土の貿易陶磁研究について」(八重樫忠郎氏)によせて
田上勇一郎鴻臚館・博多 ―古代・中世の国際貿易拠点―
荒木和憲古代・中世日本における貿易の拠点と制度
松吉里永子鎌倉市今小路西遺跡(御成小学校内) ―発掘調査から32年の現在―
田中大喜文献史料にみえる「鎌倉中」御家人の鎌倉屋敷 ―松吉里永子報告に寄せて―
瀬戸哲也今帰仁グスクにおける貿易陶磁研究 ―年代観と出土量を中心に―
池田初恵瀬戸哲也氏「今帰仁グスクからみた琉球列島の出土貿易陶磁研究」に寄せて
布施和洋北の世界の貿易陶磁器 ―南部氏関連城館を中心に―
工藤清泰北日本における陶磁器研究からみえる中世社会 ―「布施和洋」報告へのコメントー
小野正敏一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点
鈴木康之小野正敏「一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点」に対するコメント ー中世消費遺跡研究の潮流―
續伸一郎堺環濠都市遺跡から出土した貿易陶磁器 ―「琉球貿易」、「南蛮貿易」を中心として―
岡本 真中世後期の堺と対外貿易
堀内秀樹近世都市江戸出土の貿易陶磁器研究
【資料紹介】
續伸一郎首里城二階殿地区から出土したチャンパ黒釉四耳壺

会の案内

For Overseas Researchers

The “Japan Society for the Study of Oriental Trade Ceramics” was organized in 1979 with Professor late Mikami Tsugio as President. The main purpose of the society is to study trade ceramics from China, Korea, Vietnam, Thailand, Japan and other Oriental countries. The symposium is held every year for scholars researching into ceramic history and archaeology. The society does not have membership system, and there is not payable annual fee. Anyone wishing to attend the annual symposium is requested to inform the society in advance. It should be noted, however, that application will be accepted only from scholars researching into trade ceramics. Furthermore, all expense must be borne by the individual. The society’s journal, “Trade Ceramics Studies” is obtainable in exchange for any other publication, preferably one related to the field. In the case of contributions to the journal, paper must be written in Japanese, Chinese or English. Papers should not exceed 5000 word in length, tables and captions to plates included. A brief summary should also be attached. It should be noted that the society is non-profit-making organization, fee will not be paid for published manuscript.

September, 2013
Japan Society for Study of Oriental Trade Ceramics