1975年、韓国において新安沈船が確認されてから、今年は50周年を迎えます。その間、船体や、搭載された陶磁器をはじめとする遺物について、多方面から検討が進められてきました。考古学や美術史分野の近年の研究成果を総括するとともに、歴史学分野の広範な視野からの考察を行うことによって、新安沈船研究の新たな可能性を考えていきたいと思います。
2025年9月13日（土） | |
| 12時30分開始 | |
| 開会挨拶 | 金沢陽（東洋文庫）・四日市康博 (立教大学アジア地域研究所) |
| 趣旨説明・基調報告（新安沈船の陶磁組成） | 森達也（沖縄県立芸術大学） |
| 新安沈船の龍泉窯青瓷をめぐって | 柴田圭子（(公財)愛媛県埋蔵文化財センター） |
| 新安沈船の景徳鎮磁器 | 徳留大輔（出光美術館） |
| 新安沈船出土の福建陶磁−産地と流通− | 田中克子（NPO法人 アジア水中考古学研究所） |
| 新安沈船の茶道具 | 内田昌太朗（瀬戸市埋蔵文化財センター） |
| 新安沈船の高麗青磁 | 田代裕一朗（東京文化財研究所） |
| 新安沈船の中国・日本漆器の技法と製作年代 −彫漆盆と木胎天目碗− | 小池富雄（鶴見大学仏教文化研究所） |
| 新安沈船の香料木・紫檀木について | 范佳楠（四川大学歴史文化学院） |
| 第1日終了（17時25分） | |
| 懇親会 | |
2025年9月14日（日） | |
| 9時開始 | |
| 新安沈船の船体構造と特徴 | 木村 淳（東海大学） |
| 日元貿易における市舶司貿易と密貿易 | 榎本 渉（国際日本文化研究センター） |
| 新安沈船に乗っていた人々−海商と水夫を中心に− | 中村 翼（京都教育大学） |
| 昼食 | |
| 新安船のふたつの側面−中国船と寺社造営料船 | 四日市康博（立教大学） |
| 総合討論（問題整理・討論） | |
| 第2日終了（15時40分） | |