2019年7月25日 
日本貿易陶磁研究会 
会長 小野 正敏 

第40回日本貿易陶磁研究会 研究集会のお知らせ

 拝啓、時下ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、第40回貿易陶磁研究集会のプログラムが以下のように決まりましたのでお知らせいたします。第40回大会は、霧島市国分シビックセンターにおいて「南九州〜奄美群島の貿易陶磁」をテーマとして開催の予定です。奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

参加申し込み

9月9日(日)までにフォームE-mail、葉書のいずれかでお申し込み下さい。
※懇親会の参加、資料見学のバス利用の有無についても明記して下さい。

フォーム
E-mail
〈葉書〉〒153-8904 東京目黒区駒場4-6-1
東京大学埋蔵文化財調査室 堀内秀樹

基本情報

日時 2019年9月21日(土)13:00〜17:25 (開場 12:30)
22日(日) 9:30〜15:30 (開場 9:00)
23日(月) 9:00〜12:00 (資料見学会)※バス利用は要予約
場所 霧島市 国分シビックセンター 多目的ホール
(鹿児島県霧島市国分中央3-45-1) Googleマップ
主催 日本貿易陶磁研究会
共催 霧島市教育委員会
後援鹿児島県教育委員会、鹿児島県文化振興財団 上野原縄文の森、鹿児島県考古学会、奄美考古学会
参加費無料(ただし、貿易陶磁研究誌代および発表資料集代として5,000円程度(予価))
懇親会21日午後6時30分より舞鶴旅館(国分駅前)にて会費4,500円程度で予定しております。要予約
交通日豊本線 国分駅下車 徒歩350m
見学会バス(先着40名まで)利用は要予約
23日8時30分にJR国分駅に集合出発(10分前に集合ください)。研究集会で報告された芝原・持躰松遺跡などの出土資料を鹿児島県立埋蔵文化財センターにて関係者による解説を聞きながら見学。バスをチャーターしますので、お一人1,000円のご負担をお願いいたします(当日徴収)。見学会終了後、バスの降車場所はJR国分駅と鹿児島空港を予定

宿泊

斡旋等はいたしません。各ホテルのHPをご参照の上、各自でご準備下さい。(霧島市の市外局番 0995)

国分シビックセンター(会場)から1km前後のホテル
ホテルネクステージ霧島市国分中央三丁目40-5346-6060
アパホテル鹿児島国分霧島市国分中央三丁目41-2347-5588
舞鶴旅館霧島市国分中央三丁目1-345-1505
サンホテル国分霧島市国分中央三丁目24-3148-8000
ホテル国分荘霧島市国分中央三丁目24-1645-0130
アーバンホテル国分霧島市国分中央三丁目17-1946-5500
国分駅周辺のホテル(歩くことになれている方であれば大丈夫だと思います)
ロイヤルイン国分霧島市国分府中町35-4348-5881
ブライトンコート旅館霧島市国分中央一丁目2-746-0853

お問い合わせ

第40回日本貿易陶磁研究集会開催趣旨
テーマ「南九州〜奄美群島の貿易陶磁」

 南九州から南西諸島ではこの30年ほどの間に鹿児島県本土で持躰松遺跡をはじめとする万之瀬川下流遺跡群、南西諸島では喜界島の城久遺跡群など多くの研究者の注目を集める遺跡の発掘調査が行われてきた。近年も大隅半島の東九州道関係の遺跡の発掘調査、喜界島では手久津久遺跡群の発掘調査が行われ、さらに資料が増加している。
 万之瀬川下流域遺跡群や城久遺跡群ではシンポジウムなどが開催され、博多と類似した出土様相を示す流通拠点・大宰府の出先機関などの評価が多くの注目を集めた。しかし当時は遺跡群全体の報告書刊行は途中であり報告書刊行時にその評価が変更される可能性が指摘されていたが、再検証されているとは言い難い状況にある。今回の研究会では南九州から奄美群島出土の貿易陶磁を客観的に点検することで、現在のところ定説となっている遺跡の評価を再検討・相対化し、南九州から奄美群島の貿易陶磁の特徴を把握したい。

研究発表プログラム(報告者、タイトルは予定です)

9月21日(土曜日)13:00〜17:25
開会のあいさつ
「文献からみた南九州の対外交流」関 周一(宮崎大学)
「万之瀬川下流域の遺跡群の様相」関 明恵(上野原縄文の森)
「大隅半島・志布志湾沿岸の様相」横手伸太郎(肝付町町教育委員会)
「鹿児島湾奥出土の様相」重久淳一(鹿児島工業高等専門学校)
岩元康成(姶良市教育委員会)
「大隅諸島・トカラ列島の様相」黒木梨絵(鹿児島県立埋蔵文化財センター)
― 懇親会 ―
9月22日(日曜日)9:30〜15:30
「奄美群島(喜界島)出土の様相」野ア拓司(喜界町教育委員会)
「山城出土の貿易陶磁器」中村和美(鹿児島県立埋蔵文化財センター)
「墓出土の貿易陶磁器」上床 真(公財鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター)
「国内陶器・土器と貿易陶磁器」岩元康成(姶良市教育委員会)
討論
紙上報告
「古代の南九州の貿易陶磁器」松ア大嗣(指宿市教育委員会)
「北薩・伊佐地域の様相」中原一成(公財鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター)
「南薩地域出土の様相」鮫島えりな(鹿児島県立埋蔵文化財センター)
「宮崎県の様相」堀田孝博(宮崎県立西都原考古博物館)
「熊本県南部の様相」中山 圭(天草市役所)